8年間使ったiMac 5K 27inch Late 2014から、MacBook Air M2 2022に移行した。以下の記事を参考に、移行作業を記録しておく。自分自身に向けてのメモだが、Lightroomのカタログ引き継ぎの失敗への対処など、どなたかの参考になれば幸い。
結論
新しいMacを立ち上げたときに、Time Machineから移行アシスタントを使って、以下の3つを移行するのが簡単。
- ミュージック
- ピクチャ(写真とLightroomデータが含まれる)
- システムとネットワーク
今回は、最初はTime Machineを使わずに新しいMacとして立ち上げ(デスクトップまで表示させた)、そのあと移行アシスタントで上記3点+ムービーを移したが、ユーザーアカウントが競合したり、手間がかかるだけであったため、最初からTime Machineを使うほうが良い。
古いMacでやること
Time Machineのバックアップ
「今すぐバックアップを作成」を選択して、最新の状態を保存する。
ライセンス認証の解除
Microsoft Office 2019 サインアウト
Wordを開いて、Word > サインアウトをしておく。意味があるのかよくわからないが、これで再インストール時に問題が生じなかった。
Adobeアプリからのログアウト
LightroomやPhotoshopの、ヘルプ → ログアウト からアカウントをログアウトする。
ESET Cyber Security Proのアンインストール
ウイルス対策ソフトのESETをアンインストールする。昨今の情勢的にESETは微妙かなと思うものの、ライセンスが2024年7月まで残っているため使っている。
Macの初期化(Intel)
再起動しながらCommand + Rを押す。ディスクユーティリティからディスクを消去して、OSを再インストールする。
Intelの場合
Appleシリコン(macOS Monterey以降)の場合
不要だったこと
- 「ミュージック」の認証解除(このコンピュータの認証を解除)は、macOS Catalina以降は省略可能。
- 「フォント」はTime Machine 移行アシスタント(おそらく「システムとネットワーク」)で移行できたので、バックアップは不要。
新しいMacでやること
移行アシスタント
最初の立ち上げ時に、Time Machineから、以下の3つを移行する。
- ミュージック
- ピクチャ(写真とLightroomデータが含まれる)
- システムとネットワーク
今回のふりかえり
クリーンな状態で始めようと思い、最初の立ち上げ時に移行アシスタントをあえて使用しなかった。画像では途中まで移行アシスタントの様子を見ているが、このあと戻って、クリーンな状態で立ち上げた。久しぶりの素Mac。
とはいえ、写真や音楽を移行する必要はあるので、結局このあと ユーティリティ > 移行アシスタントを起動する。
Time Machineを選択する。
最近のOSで移行アシスタントの仕様が変わったようで、移行するデータを細かく選べるようになっていた。ムービーもチェックを入れているが、移行後ほとんどのファイルは削除したので、次回は選ぶ必要なし。
インストールするアプリ
Logi Options
マウスLogicool MX Master 3の設定アプリ。
1Password
パスワード管理アプリ。
Adobe Lightroom ClassicとPhotoshop
Google Chrome
Dropbox
⌘英かな
英字キーボードで、左右のコマンドキーで英数・かなを切り替えるアプリ。
起動時に自動的に開かなかったので、ログイン項目に入れる必要あり。
ESET Cyber Security Pro
ウイルス対策ソフト。
Google日本語入力
私物のMacにも職場のWindowsにも、共通してインストールしている。
Microsoft Office 2019
買い切りタイプのOffice。
ダウンロードは、Microsoftアカウントにログインし、「サービスとサブスクリプション」の「購入済みの製品」から。
サインインとライセンス認証は、Wordから。
DeepL
精度の高い翻訳アプリ。Command + C 2回で翻訳できる。
Zoom
Web会議アプリ。
Webex Meeting
Web会議アプリ。
システム環境設定
共有
コンピュータ名をモデル名に。いつ買ったモデルかをふと知りたくなったときのためだが、活用できているかはわからない。
Time Machineを設定
新しいMacでTime Machineを設定するか聞かれたときに、設定して問題ない。
古いMacで使っていた同じHDDやSSDにTime Machineを設定しても、容量がある限りは、古いTime Machineデータがすぐに消えるわけではない。新しいMacから古いMacのTime Machineには入れないが、Finderから古いTime Machineデータの中身(ファイル)を参照できる。
移行できなかったもののリカバリー
ユーザの名前の変更
新しく立ち上げるときに古いMacと同じユーザアカウント名で設定した結果、移行アシスタントを使って設定を移行した際にアカウント名が競合し、アカウント名に「_1」がついた状態で移行されてしまった。「_1」がついていないフォルダの削除と、「_1」の名前の変更は以下の記事に従った。
ホームフォルダ、「アカウント名」フィールドだけでなく、最後の方に出てくる「ホームディレクトリ」フィールドの変更も忘れないように。
Lightroomカタログの再設定
Lightroomのカタログの読み込みがうまくいかず、一部の写真が読み込まれなかった。
最新のカタログが破損しているものと判断し、それよりも少し前のデータをTime Machineから読み込むことにする。Finderから古いMacのTime Machineにアクセスし、最新ではないカタログ(lrcat)をデスクトップなどローカル環境にコピーする。
Lightroom Classic > ファイル > 別のカタログから読み込み… から、コピーしたカタログを選択。
ファイル管理は「新しい写真を移動せずにカタログに追加」、置き換えは「メタデータと現像の設定のみ」にして、読み込み。
枚数の表示は戻ってきたものの、フォルダーのリンクが切れてしまっている。
親のフォルダー上で右クリックし、「見つからないフォルダーを検索…」を選択。
対応するフォルダーを選択。
「結合」を選択。
ほぼ復活。現像設定も残っていた。
2022-07-30だけ戻らなかったが、枚数が少なかったので一度削除して、読み込んだ。