初めてのエルメスとしてぴったりな、名刺入れとして使えるカードケース「カルヴィ」を買いましたのでご紹介します。
カルヴィとは
カルヴィはもともとはカードケースです。色は使いやすいノアール(ブラック)を選びました。カルヴィは様々な革の種類があるようですが、これはヴォー・エプソンという型押しの牛革でできた最もオーソドックスなものです。
上下にカードの収納スペースがあり、一枚の革が折られてスナップでとまっているシンプルな構造です。ステッチで縫われてはいません。
内側にブランドのマークがあります。外側にはブランドを表すものはありません。
角が曲げられているため曲線で、ふわっとした柔らかい仕立てです。
革が内側で折り重なっています。
コバ部は薄くコバ塗りがされています。コードバンのようなかっちりした名刺入れに比べると、繊細な印象です。
片側には30枚ほど名刺が入ります。両側に詰めると60枚以上入りますので、大容量の名刺入れと言えそうです。
カルヴィは上下ともカードケースですが、片側がコインケースになっているカルヴィ・デュオという製品もあります。
よいところ
控えめなエルメス
最高峰のブランドであるエルメスの製品ながら、ブランドが前面に出ていないので嫌味な感じがありません。自分だけがわかる満足感、所有感があります。
経年変化しにくい革
ヴォー・エプソンは型押しされ、顔料でコーティングされているので、小キズが目立ちにくく、経年変化しにくい特性があります。このため、新品に近い状態を長く保つことができます。
経年変化はともすれば薄汚い印象になってしまうので、見た目があまり変わらない革のほうが名刺入れには向いているのではと思っています。柔らかい雰囲気の名刺入れを使うことで、名刺交換の際に優しい印象を与えられそうです。
イマイチなところ
売っていない
まず売っていません。毎週、エルメス正規店に通いましたが、他の色は入荷していることはあっても、ノアールを見つけることはできませんでした。結局、仁川国際空港の免税店で入手しました。US$396.00、日本円で58,449円でした。
名刺入れとしての機能性は低い
開いたときに上側になる方にも30枚近くの名刺を入れないと、名刺が滑り出てきます。ここの取り回しが難しく、予備用として名刺を詰めておくか、何も入れないかの二択になります。私は年に数日しか名刺交換の機会がないので気にならないですが、頻繁に名刺交換される方は、取り回しの悪さがストレスになるのではと思います。
ブランド代
作りに粗はありませんが、価格にブランド代は乗っているなとは感じます。ブランド品なので当然ではありますね。
さいごに
ファースト・エルメスとしてぴったりなカルヴィでした。名刺入れとしての機能性は高くはないので、エルメスを使いたいという目的に特化して選ぶものかなと思います。
楽天などのネットショップでも売っていますが、購買体験も含めての価格だと思いますので、通える距離であればエルメス正規店での購入をおすすめします。