通勤用のリュックとしておすすめな、AerのDay Pack 2を4ヶ月使ったのでレビューします。アメリカでは、Apple Storeでも販売されています。
ミニマルでビジネスに合うデザインですが、ポケットがたくさん用意されているので、シンプルなデザインにありがちな「スッキリしているんだけど使いにくい」ということはなく、機能的に使えます。容量が小さいことと(14.8 L)、容量の割に重い(1.3kg)点が気になりますが、作りはしっかりしていて、上品な雰囲気があります。
ミニマルな前面
前面は一枚のナイロンでできていて、デザイン上の特徴になっています。ナイロンには、防水性のあるコーティングがされています。加水分解するか心配でしたが、きれいな状態で使えています。
公式サイトの商品写真は前面がピンと張っていますが、実際は少しくしゃっとシワが入り、いい表情になります。
コーティング部分は水をしっかり弾きます。
ティッシュで拭くと白い繊維が残ってしまうので、タオルで拭くのがおすすめです。
機能的な収納。特に上部のポケットが絶妙
収納は、メイン、前面のオーガナイザー、上部のポケットの3つです。
メイン収納
メインには、16インチのMacBook ProまでのノートPCが入るポケットが付いています。分厚いクッションなので、ノートPCにはカバーをせずにそのまま入れています。
容量は14.8 Lなので、ノートPC以外はそこまで入りません。PCの電源アダプター、ノート、ガジェットケース程度でいっぱいになります。そこからさらに、たとえばコンビニ行ってちょっと買い物したものを入れようとすると、入らなくもないですがパンパンになります。
生地がしっかりしているので、開口部はガバッと開くタイプではなく、手で広げてあげる必要があります。
前面のオーガナイザー
前面には、ポケットが5つとペン差しが2つ、ファスナー付きのポケットが1つあります。ビジネスだと名刺入れやメモ帳など、こまごましたモノを持ち運ぶ必要がありますが、ポケットの数が多いので、うまく収納できます。よく使うものは上のポケットに、あまり使わないものは下のポケットに入れるのがおすすめです。
上部のポケット
特に便利なのが、メインの収納と前面のオーガナイザーの間にあるポケット。開け閉めしやすい位置なので、頻繁に出し入れするものを入れるのがおすすめです。中はクッション素材なので、スマホをそのまま入れてもOKです。私は社員証や鍵を入れています。
このポケットは、メインの収納の上部にあり、あまりモノを入れるとメインの収納を圧迫してしまうので、入れすぎない方が使いやすいです。
しかも、自立する
ミニマルなデザインに、考え抜かれたポケット、それだけでも優れたバックパックと言えますが、それに加えてDay Pack 2は、空っぽでも、ノートPCが入っていても、自立します。中に薄い樹脂の板が入っているのと、外側が頑丈なバリスティックナイロンだからかと思います。
使う前は自立するメリットはそれほどないと思っていましたが、バックパックからノートPCを取り出すときに、バックパックが倒れないように気を使わなくてよいのが意外に快適です。
デメリットとして、しっかりしている分、重量は1.3kgと、容量14.8 Lにしては重たいです。
細かいところにもこだわりを感じます
片側にボトルホルダーがあり、ペットボトルや水筒を入れることができます。写真では500mlを入れていますが、まだ余裕があるのでより大きなボトルも入ります。カバンの中に入れずにすむので、結露などでカバンの中が濡れることを防げます。
持ち手表面はシートベルトのような素材で、厚めの芯材が入っていて安心感があります。頑丈に縫い付けられています。
背面には縦に平紐が取り付けられていて、スーツケースの持ち手に通すことができます。
肩紐の余った部分がプラプラしないように留められるテープクリップがあり、ノイズを抑えるように考えられていることがわかります。
ファスナーは安心と信頼のYKKで、目立たないようなものが使われており、ノイズを抑える工夫がされています。
良い点とイマイチな点
Good | Not Good |
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ミニマルなデザインで、機能性もある キレイめなファッションに合わせやすい 防水性もある 作りが丁寧 | 容量は小さい 重い |
さいごに
容量と重さは気になりますが、細部までこだわって丁寧に作られているのが伝わってきます。いいモノであるのは間違いないですので、デザインが好みの方はぜひ!
より防水性に優れた、X-Packが使用されたDay Pack 2もあります。